First CameraWorks
カメラ修理











クラシックカメラは貴重品であったため、いつまでも使えるよう設計されました。
機械式の時計と同じように、クラシックカメラは整備すればいつまでも愛される貴重な文化遺産です。
当工房では戦前から二眼レフやスプリングカメラの製造、その後のメーカー修理部門として培ってきた技術を生かして、
創成期のクラシックカメラから、全盛期のフィルムカメラまでどのようなフィルムカメラの修理も可能です。
対応サイズ:35o、ベスト判、ブローニーサイズ、大型カメラ、戦前のサイズまで全て修理を承ります。

■カメラ修理参考価格表(価格は一例です。メールにて概算見積をご連絡致します)
修理項目
参考価格
修理内容など
シャッター分解整備
6,000円〜
フォーカルプレーンシャッター
巻き上げ機構分解整備
5,000円〜
カウンター整備も含む
距離計分解整備
5,000円〜

ミラー機構分解整備
3,000円〜

ミラー交換
6,000円〜
交換による距離補正含む
フィルムコマ間異常調整
3,000円〜

モルト交換
3,000円〜
光漏れ修理を含む
蛇腹、シャッター幕光漏れ
3,000円〜
ピンホール修理、蛇腹、シャッター幕交換
ファインダープリズム分解清掃
5,000円〜

レンズ分解清掃
6,000円〜
カビ、クモリ除去
シャッター、絞り羽分解整備
6,000円〜
レンズシャッター羽油除去及び整備調整
ヘリコイド分解グリスアップ
5,000円〜

レンズ遮光幕再生
3,000円〜

各部点検(分解組立費用含む)
6,000〜10,000円
カメラの基本部分の点検一式
各部調整及びグリスアップ
10,000円〜
シャッター機構、ファインダー、絞り、距離計等
基本箇所オーバーホール
10,000〜20,000円
シャッター機構、絞り、距離計、ファインダー、
レンズ清掃、グリスアップ
全体オーバーホール一式
30,000円〜
1年保証、試写確認

■修理方法について
当工房の修理は不動箇所の部品を中古品(ジャンク品)から移植することは原則致しません。
これではその中古部品の品質で個体の寿命が決まってしまいます。また、部品同士の親和性にも影響します。
またジャンク品とは言え1台の個体を壊してしまうわけですから、文化遺産としてのカメラを葬り去ることになります。
面倒で複雑な工程であっても、本来の性能に戻すことが本来の修理であるべきです。
今では正当なカメラ修理ができる修理店は高齢化と部品取り修理店の台頭により数えるほどしかないのが実情です。
本物の修理は長く使えばその差は歴然です。
カメラを一生の友としてお使いになりたい方は是非ご相談下さい。

■修理見積
修理費用はカメラの構造、不具合状況等により異なりますので、正式な見積はカメラをお預かり後になります。

■保証期間
通常修理:6か月
オーバーホール:1年間

■ご依頼方法
修理についてのお問い合わせ、お申し込みはおお問い合わせフォームからご連絡いただければ、ご案内致します。
修理品は慎重に梱包の上、工房宛お送りください。
また、受付時間内(金、土、日、月曜日 午前10時〜午後6時)であれば、
必ず事前にお問い合わせフォームからご予約をお取りの上、持ち込みも可能です。
修理品受付後、預り証の発行及び見積と納期をメールにてご連絡差し上げます。
修理品到着は営業日以外でも構いませんが、預り証の発行は数日後になる場合がございます。
概算見積と納期のご回答は1〜2週間程度を頂いております。



■修理要綱はご注文についてをご覧ください。(ご依頼の前に必ずお読みください)




■カメラと革ケース修理例から抜粋して掲載しております


ローライコード1a/1937
スタンダードローライ/1932
ベビーローライフレックス/1931
1928年に発売されたオリジナルローライ
フレックスを彷彿とさせるデザイン。レ
ンズまで同じ構成で復活を果たしたモデ
ルです。永井荷風はこのカメラで小説の
取材をしたのでしょうか。
カメラの王者として長い歴史を誇るローライ
フレックスの最初のモデルです。最もシンプ
ルで軽量で今でも使用に耐える十分な耐久性
があります。今のカメラではあじわえないク
ラシカルな写りも魅力です。

ベビーローライフレックス(右)は
スタンダードと同時期に4×4サイズ
として発売されました。35oが世
界的に普及するまで、長期にわたり
作り続けられました。
六桜社リリー2號/1916
六桜社パール/1933
コニカパールV/1955
(準備中)
1916年(大正5年)に発売された手札版カ
メラです。六桜社はリリーを明治42年に
手札判乾板として発売し、日本のカメラ
メーカーの草分けでした。
六桜社のパールも長い歴史を誇るカメラで、
当初は6×9サイズでした。その後小西六に統
合され、看板カメラとして1958年まで製造さ
れました。
1938年のセミパールから戦後のパー
ルW(1958)まで作り続けられまし
た。搭載されたヘキサーは六桜社時
代からの銘レンズでした。

スーパーイコンタ/1934
イコンタスーパーシックス/1935
スーパーセミイコンタ/1934
イコンタはフォクトレンダーと共に蛇腹カ
メラを牽引しました。6×9フォーマットは
引き伸ばしをせずベタ焼きでポートレート
を撮るのにちょうど良いサイズでした。
スーパーイコンタに続いて発売された6×6フ
ォーマットは戦後1950年まで高級機として作
り続けられました。重圧な作りと滑らかな操
作感、そしてテッサーf2,8の写りが魅力す。
スーパーイコンタとほぼ同時に発売
されたセミ版フォーマット。フォー
ルディングカメラとして当時から人
気があったサイズです。

フォクトレンダースーパーベッサ/1936
フォクトレンダーペルケオ/1931
フォクトレンダースパーブ/1933
(準備中)
世界最古のカメラメーカーで、音楽の都ウ
イーンで創業しました。ベッサの前身は
1929年に発売されました。スーパーイコン
タのドレ―カイルに対抗して独自のレンジ
ファインダーを装着しています。
プロミネントより少し前に発売されました。
凝った工作と優美なデザインはフォクトレン
ダーが特別な独自の美意識を持っていたこと
が良くわかります。ペルケオはヴェスト判か
ら6×6となり1955年まで作られました。
ローライに対抗して余に問うたフォ
クトレンダーの二眼レフでした。ロ
ーライを意識してか、デザインから
機構まですべてが斬新で、その技術
力の高さが伺い知れます。

レフレックスコレレ/1935
プラクチシックス/1956
ハッセルブラッド/1948
世界初の6×6の一眼レフです。その先進性
はローライの陰であまり認められませんで
した。しかし、これを見たハッセルブラッ
ドは6×6の素晴らしいモデルの着想を得た
ことでしょう。
パテントエツイ(1920)で有名なKW社は戦後
レフレックスコレレの後継機として発売した
カメラです。ペンタコンシックスと名を変え
東西統一まで作り続けられました。
ハッセルブラッドは最初にして既に
完成されたデザインのカメラでし
た。システムカメラとして機能的に
も完成されていました。

プラウベルマキナ67/1979
ゼンザブロニカ/1959
ミノルタオートコード/1955
(準備中)
プラウベルマキナはドイツで1912年から
1953年にかけて作られた先進的なレンズ交
換ができるプレスカメラでした。これを復
活させようと1978年プラウベル社に設計を
委託したカメラで日本とドイツの英知を結
集して作られたカメラでした。
ハッセルブラッドを超えるカメラを目指し
て、当時世界で名を馳せたニッコールを搭
載した6×6の一眼レフを作り上げました。
デザインやカメラとしての完成度は中判フ
ォーカルプレーン機として、ハッセルを超
えるものでした。
ローライに続いて多くの二眼レフが
作られました。その中で、独特のピ
ンと合わせ機構と優秀なレンズで世
界的に親しまれた千代田光学のカメ
ラです。ロッコールは兵庫県の六甲
山に因んで命名されました。

ローランド/1931
ライカVf/1950
オリンパス35Ivb/1948
1931年に発売された世界初のファインダー
と一体化した連動距離計を装備した6×4,5
のブローニー判カメラです。レンズはテッ
サーなどの発明で有名なパウル・ルドルフ
博士によるプラスマートです。
1925年発売のバルナック型ライカの完成形
と言われるモデル。当時はブローニーサイ
ズが主流であったが、その精巧な作りにそ
の後の35oカメラの成功が隠されていたの
ではないでしょうか。
速写性をコンセプトにしたカメラで
あったようで、「巾着切カメラ」と
呼ばれました。名機クロームシック
スに似たデザインで35oの発展に寄
与しました。

■修理実績(抜粋)

*35o レンジファインダー、一眼レフ:
バルナック及びM型ライカ、ウェルタウェルチ、ローライ、フォカ、
コンタックス、コンタフレックス、ペンタコン、フォクトレンダー、レチナ、
エクサクタヴァレックス、ヴェラ、ロボット、ボルシー、
ニコンSP、F、F2ペンタックス、キャノン、オリンパス他国産多数

24×24mm(ロボット判)タクソナ、テナックスU

*4×4:
コマフレックス、ローライ、プリモフレックスJr、ソヤーズMk4、ミノルタミニ
オリジナルベビーローライフレックス、

*ブローニー6×6二眼レフ:
ローライ、フォクトレンダー、イコフレックス、セムフレックス、
ミノルタ、コーワ、リコー、オリンパス、マミヤ他国産多数

*ブローニー6×6、6×7一眼レフ:
レフレックスコレレ、プラクチシックス、ペンタコンシックス、エクサクタ、
パテントエツイ、ハッセルブラッド1000、500シリーズ、ローライ、
サリュート、キエフ、ブロニカD,S,S2、コーワSIX、ペンタックス、マミヤ等

*スプリング(蛇腹)ブローニー6×7:
プラウベルマキナ、マミヤRB67

*スプリング(蛇腹)ブローニー6×9:
フォクトレンダー、イコンタ、エンサイン、リトレック、パール

*スプリング(蛇腹)6×6、6×4,5:
フォクトレンダー、イコンタ、プラウベルロールOP
バルダバルダックス、セミパール、パール、オートセミファースト、ニューオリンピック、
ツバサスーパーセミ、セミレオタックス、レチナ、マミヤ、フジカ

*その他:
ローランド、小西六リリー、ミノックスリガ、エンサインフルビュー